コラーゲンが長寿に関係(メモ)
タンパク質の一種であるコラーゲンは、ヒトの皮膚や骨など結合組織の主要な構成成分であり、老化に伴い劣化、減少します。
ヒトと共通した遺伝子を多く持つ線虫においても、老化とコラーゲンは密接な関係であることが発見されているというのでこちらにメモします。この研究は比較的様々な大学で行われているようです。
実験では、コラーゲントリペプチド(CTP)を線虫に与えて、線虫の寿命に関与するコラーゲンを検討するもので、コラーゲンの発現が増加するだけでなく、平均寿命の延長のほか、運動能力の低下に関する健康寿命を改善することが見出されています。
この作用機序は細胞内の情報伝達を行う遺伝子が関わっており、ヒトにも同様のようです。
ヒトに応用し、健康寿命の改善への貢献が期待されています。