2019年12月22日は二十四節気の「冬至」です。
自然界も人の体も休息モードに切り替わります。冬は免疫力、防衛力の要である腎が弱まる季節。
日常の食事で腎にエネルギーをチャージしてゆきましょう。漢方ではこれを「補腎(ほじん)」といいます。
今月の薬膳は体を温め、補腎に良い食材をピックアップいたしました。
お料理は中華の定番「ニラ玉」です。ニラは体を温め、血流改善、疲労回復に効果があります。
海老も体を温める作用が高く、腎を丈夫にし、精力を高めてくれます。
黒キクラゲはまさに補腎の食材。血にも働き、血行を良くし、出血を防ぐ作用もあります。
卵は栄養価が高く、五臓を補いその機能を高めてくれます。
紹興酒(しょうこうしゅ)も消化促進、血液を作る働きを助け顔色を良くする効果があります。
魚や肉の臭みを取り、風味づけにもなりますので是非使ってみてください。
ワンポイントアドバイス
乾燥キクラゲのもどしかた。
水でもどすときは、5時間~6時間ぐらい置きます。
早くもどしたい時はぬるま湯で、30分~1時間はかかります。
お湯でもどすと組織が壊れ栄養が失われてしまうのでお気をつけください。
裏技ですが、お砂糖を一つまみ入れるとふっくらともどりますよ
養生薬膳アドバイザー高井 真寿美