今年の夏は猛暑でしたね。暑い時には汗をかいて熱を発散し、体温調節するというのは大切なことです。でもその一方、汗をかくことで体はカラカラに乾燥してしまいます。そして、そのダメージはドッと秋に表れます。薬膳では「秋は肺の乾燥に注意」といわれます。秋口になって、喉の痛み、空咳が続く、痰が切れにくくなった。そんなことはありませんか。それは肺が乾燥しているサインです。肺が乾燥していれば、皮膚も乾燥していますよ。体の中も肌も実は表裏一体。美容業界では「夏が終わると肌は5歳老ける」といわれるようです。今回の薬膳は、乾燥した体を潤し、プルプル肌をサポートします。
梨、白きくらげ、はちみつ、クコの実はともに体を潤す食材です。梨には体の熱をとり冷やす作用がありますが、はちみつと煮ることで冷えすぎを防ぐことができます。煮るだけの簡単美容食です。
一度お試しください。
養生薬膳アドバイザー 高井真寿美
※白きくらげの戻し方
ぬるま湯に30分~40分つけて戻します。容量はだいたい、4倍~5倍になります。
白きくらげを売っているお店がなかなか見つからないという方は
戻す前 | 戻した後 |
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…………………………・・・肺の乾燥のお話・・・………………………… 肺と大腸は漢方では表裏一体と言われています。 肺が乾燥していれば、大腸も乾燥しているかも。 大腸が乾燥すると、便秘につながります。 スッキリ快便のためにも乾燥対策は大切です。 |