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腎機能低下を予防する

「健康診断で腎臓の数値が少し気になると言われた」「最近、疲れやすくてむくみが取れない」といったお悩みはありませんか?腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、かなり機能が低下するまで自覚症状が出にくいのが特徴です。

今回は、腎機能の数値を正しく読み解き、東洋医学と西洋医学の両面から腎機能を守るためのアプローチを解説します。


① 検査数値の味方:あなたの腎臓は今、どんな状態?

健康診断の結果表にある「腎機能」の項目。それぞれの数値が何を意味しているのかを整理しましょう。

検査項目 意味と役割 チェックのポイント
クレアチニン値 (Cr) 筋肉の代謝で出る老廃物。腎臓でろ過されます。 数値が高いほど、腎臓のゴミ出し能力が落ちています。
eGFR (推算糸球体ろ過量) 腎臓が1分間にどれだけ血液をきれいにできるか。 腎臓の「偏差値」のようなもの。数値が高いほど良好。
尿たんぱく 本来体内に残るべきタンパク質が漏れ出ているサイン。 「+」が出るのは、腎臓のフィルターが傷んでいる証拠です。
尿糖 血液中の糖分が尿に漏れ出ている状態。 糖尿病の疑い。高血糖は腎臓の微細な血管を破壊します。

 

② 腎機能低下といわれる数値あるいは指標

特に注目すべきは eGFR です。この数値は年齢と共に低下いたしますがそれ以上に低下が早い方がおります。

 60未満 が3ヶ月以上続くと、慢性腎臓病(CKD)と診断される可能性が高まります。

腎機能のステージ分類

  • 正常(G1〜G2): eGFR 60以上。生活習慣の改善で維持が可能。

  • 軽度〜中等度低下(G3a〜G3b): eGFR 30〜59。要注意ゾーン。本格的な対策が必要です。

  • 高度低下〜末期(G4〜G5): eGFR 29以下。専門医による治療が不可欠です。


③ 腎機能が悪化する原因

なぜ腎機能は低下してしまうのでしょうか?主な原因は以下の3つです。

  1. 生活習慣病の合併: 高血圧や糖尿病は、腎臓の細かい血管(糸球体)に大きな負担をかけます。

  2. 加齢と血流不足: 加齢とともに腎臓への血流量は減ります。東洋医学では、これを「腎虚(じんきょ)」と呼びます。

  3. 過度な塩分・タンパク質の摂取: 処理すべき「ゴミ」が増え、腎臓がオーバーワークに陥ります。


④ 腎機能改善に役立つ漢方薬

漢方では、腎臓そのものの機能を補う「補腎(ほじん)」と、血流を改善する「活血(かっけつ)」の2つのアプローチを重視します。

代表的なもの

  • 八味地黄丸(はちみじおうがん): 加齢に伴う腎機能低下の代表薬。体を温め、腎の気を補います。

  • 六味丸(ろくみがん): 体の潤いが不足し、手足のほてりや口の渇きがあるタイプに向いています。

  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん): 血の巡りを良くし(活血)、腎臓の微細血管の詰まりを改善するサポートをします。

※注意: 漢方薬は上記以外にもございます。体質(証)に合わせて選ぶことが大切です。

数値や症状に合わせて、ぜひ当薬局へご相談ください。


⑤ 腎機能改善に役立つ生活習慣

今日からできる、腎臓をいたわる「養生法」です。

  • 減塩の徹底: 腎臓の負担を減らす最大の特効薬は「薄味」です。

  • 体を冷やさない: 腎臓は冷えに弱い臓器です。特に腰回りを温めることで血流が維持されます。

  • 質の良い睡眠: 横になって体を休める時間は、腎臓への血流量が最も増える時間です。

  • 適切な水分補給: 多すぎず少なすぎず。喉の渇きに合わせて、こまめに温かい飲み物を摂りましょう。


桃仁堂からのメッセージ

腎機能の数値は、一度悪くなると戻りにくいと言われますが、早めのケアで「進行を遅らせる」「現状を維持する」ことは十分に可能です。

「自分の数値なら、どの漢方が合うのかな?」と気になった方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。あなたの体質に合わせた最適なプランをご提案いたします。

漢方薬局 桃仁堂

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