【症例】自律神経、ホルモン、免疫にかかわる漢方薬を同時に服用していただき、PSAが明らかに改善する例はたくさんございます。補完的治療としての漢方薬利用はおススメいたします。
前立腺がんに用いられる主な漢方薬は、症状緩和や体質改善を目的として用いられます。漢方薬は、西洋薬のように直接がん細胞に作用するものではありません。あくまで症状緩和や体質改善を目的とした補助的な治療として用いられます。
医師や薬剤師に相談の上、個々の状態に合わせて慎重に選択する必要があります。以下によく使用される5種類の漢方薬とそれぞれの特徴を挙げます。
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八味地黄丸(はちみじおうがん)
- 特徴: 体力低下、腰痛、排尿困難、頻尿、残尿感などの症状を伴う高齢者に用いられることが多いです。体を温め、腎機能を補う作用があるとされます。前立腺肥大症に伴う症状の緩和にも用いられることがあります。
- 注意点: 胃腸が弱い方には不向きな場合があります。
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牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
- 特徴: 八味地黄丸と同様の効能を持ちますが、より下肢のしびれや痛みが強い場合に用いられることが多いです。こちらも体を温め、水分代謝を改善する作用があるとされます。
- 注意点: 八味地黄丸と同様に、胃腸が弱い方には注意が必要です。
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猪苓湯(ちょれいとう)
- 特徴: 排尿痛、頻尿、残尿感など、炎症や水分代謝の異常による排尿トラブルに用いられます。利尿作用があり、炎症を鎮める効果も期待されます。
- 注意点: 体力が低下している方には慎重な投与が必要です。
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清心蓮子飲(せいしんれんしいん)
- 特徴: 頻尿、残尿感、排尿後の不快感などがあり、精神的な不安やイライラを伴う場合に用いられることがあります。炎症を抑え、精神安定作用も期待されます。
- 注意点: 比較的体力のある方向けの処方です。
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補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
- 特徴: 全身倦怠感、食欲不振、免疫力低下など、体力が著しく低下している場合に用いられます。免疫力を高め、体力を回復させる作用があるとされます。抗がん剤治療による副作用の軽減目的で用いられることもあります。
- 注意点: 比較的穏やかな作用ですが、体質によっては合わない場合があります。
注意点:
- 前立腺がんの治療は、西洋医学的な治療が基本となります。漢方薬を使用する場合は、必ず主治医に相談し、西洋医学的な治療との併用について指示を受けるようにしてください。
上記の情報はあくまで一般的なものであり、個々の状態に合わせた漢方薬の選択や服用方法は、専門家である医師や薬剤師の判断が不可欠です。





