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四季と寄り添う〜漢方的生活No.15卯月|不妊症の漢方治療なら世田谷 下高井戸駅すぐ側の桃仁堂にお任せください。

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エンパワメントコラム

四季と寄り添う〜漢方的生活No.15卯月

この季節になると、薬局に甘茶(あまちゃ)をお買い求めにいらっしゃる方がおります。

そうです。灌仏会(かんぶつえ)(釈迦の誕生日)に使う甘茶です。釈迦が産まれた時に九頭の龍が天から甘露の雨を降らせたという伝説から、柄杓(ひしゃく)で甘茶をすくい、誕生仏の頭上から注いでお参りします。

甘茶はガクアジサイの一種の葉を干して発酵させたお茶で、花粉症などの症状を緩和する働きをもち、また独特の甘みは心を穏やかにする作用を持っています。

東洋医学では、「味覚」を身体の調整に利用する考え方があり、食材や薬材には「五味」と称される五種の味覚(酸・苦・甘・辛・鹹)があります。

舌は私たちが意識している以上に多くの情報を感知し、味覚による反射も起こります。

“梅干しを口に入れると唾液が出る”のはとても分かりやすい反応ですね。

酸味には筋肉をきゅっと引き締めて汗や尿の出過ぎを止める作用、苦味には余分なもの(体内の熱や水分も含め)を排出し、乾燥させる作用があります。

甘味には糖を代表としてエネルギー源になるものが多いため、滋養強壮のほか、筋肉を緩める働きがあるので、止痛、精神安定の作用を持ちます。

辛味は滞っているものを発散させ、気血の流れをよくする作用を持ちます。唐辛子などを効かせすぎると汗が大量に出ますよね。

鹹(しょっぱい)味の効能は固まっているものをやわらかくする作用です。

味覚はとても本能的なものです。

食品が腐敗すると酸っぱい味がしますから、酸味に敏感な方は多いです。また、自然界の毒には苦い味が多いので、動物は苦いものを避けますよね。

逆に植物はこれを利用している一面もあります。
食べられたくない部分(新芽など)は苦く、食べてほしい部分(果実など)は甘くなります。

風邪や妊娠など、体調の変化に応じて欲する味覚が変わるのは、本能的に身体を調整しようとする機能が働くからなのです。

「美味しい」ということは、五味のバランスが取れているということです。

私たちが酸味や苦味も美味しいと感じるのは、それを食べて体が良くなったという先人の智慧からくるものです。

「良薬は口に苦し」とはこのことです。

ほろ苦い春先の新芽には、植物の成長ホルモンがたっぷりと含まれ、血管の汚れを取る働きがあります。春は”肝”で「酸味」がよいと言われるのは、体液を増やし、血流を助けるためです。
そこへ苦味の食品を加えることで血管の大掃除ができます。

さらに、日本には五味に加えて六番目の「旨味」も存在します。
日本特有の味覚である「旨味」を足すと、苦味や酸味もまろやかになりますよ。
株式会社プロアクティブの情報コラム2015年4月号への寄稿より

http://club.ima-coco.jp/column/kanposeikatsu15.html

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