四季と寄り添う〜漢方的生活 No.7 葉月
梅雨が明け、立秋を過ぎると残暑見舞い。
お盆が過ぎ、8月も終わりに近づくとセミの声にふと寂しさを覚えることがあります。
このような夏の終わりのメランコリックな感情は、実は夏の疲れがもたらす症状であることがあります。
夏の間に汗をかきすぎると「気」を消耗してしまうため、夏の後半には「気」のエネルギーが不足してへとへとになっていきます。
「気」とは生命活動のエネルギー源で、人体の各組織に栄養や活力を与えています。
同時に気や血液、体液を全身に循環させ、汗や尿の排泄を促す働きもしており、「気」が不足すると、
●やる気がでない
●少し動くとすぐ汗をかく
●声に力がない
●めまいがする
●動悸がする
●息切れする
●食欲があまりない
などの症状を起こします。
消耗した「気」を補うには、栄養があり、消化の良い食品の摂取と良質な睡眠が必要です。
簡単に摂れる食品でおすすめなのは甘酒です。
江戸時代には幕府が庶民の健康のために夏の甘酒売りを推奨していたそうで、武士の内職にもなっていたそうです。
プロ・アクティブさんの『糀ドリンク・結』は、栄養のある「糀」に『玄米元氣』をプラスしているため、汗で不足したミネラルも補える、とても優れた商品だと思います。
健康志向で日頃から減塩している方は特にミネラル不足になり脱力しやすい季節です。
普通の甘酒を召し上がる時には、梅干し1個を一緒に食べるといいかもしれませんね。
また、良質な睡眠とは、夢も見ず、ぐっすりと熟睡することです。最近の日本の暑さは尋常でないと思いますので、クーラーを上手に使って、朝まで快眠できるよう工夫をしてみてください。
私の場合、隣の部屋をクーラーで冷やし、入眠1時間と明け方に寝室へ扇風機で風を送るようにしたところ調子が良いようです。
電気代がちょっと気になりますが、そんなことより睡眠が大切です。
株式会社プロアクティブの情報コラム2014年8月号への寄稿より
https://column.ima-coco.jp/category/kanpo/
抹茶入り白玉豆腐
材料:
●白玉粉 200g
●抹茶 大さじ1
●絹ごし豆腐 1丁
●お好みで、きな粉や黒蜜をかけてお召し上がりください。
作り方:
①ボールに抹茶と白玉粉を入れ、水切りしない豆腐を適量入れ良く混ぜます。
この時、耳たぶくらいの柔らかさになるよう豆腐の量は加減してください。
②団子に丸めて、中央を指でくぼめます。
③沸騰したお湯に入れ、浮いてきたら取り出して、氷水で冷やします。
★お豆腐や抹茶には熱を冷ます働きがあります。