風邪のツボ
暑い夏が過ぎて、あっという間に肌寒い季節がやってきましたね。
秋は待ちに待った実りの季節です。
黄金色の稲穂がたわわに実る風景は、神多き日本の里の原風景です。
子供の頃、きらきらと夕日に照らされた田んぼをいつまでも見つめていたことを思い出します。
そんな十月は風がちょっと肌寒く感じられるようになり、外邪(がいじゃ)から体を防衛するバリアの弱い方はすぐに風邪(ふうじゃ)をうけてしまいます。
特に首回りには「風邪(ふうじゃ)が侵入する門」といわれる「風門(ふうもん)」や、風邪(ふうじゃ)の邪気が溜まる「風池(ふうち)」というツボがあります。
風門は同時に、「風邪(ふうじゃ)を防ぐ場所」でもありますので、ストールを一枚持ち歩くだけで大半の風邪(かぜ)は防げるということです。
ストールを巻いてもまだ身体が不快であれば、さらに邪が侵入している可能性があります。
外出先であれば、風門のあたりに使い捨てカイロを貼るのもよいですね。
「桃仁堂だより」2020年10月号より