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栄養療法コラム

Vol.4 腸内環境の話~腸能力をつけよう!

image11今回は「第2の脳」とまで言われるようになった腸について改めて考えてみました。

腸には脳にある神経伝達物質のほとんどがあり、脳に匹敵するほどの神経が網のように張り巡らされています。
アメリカの脳研究者であるマイケル・D・ガーション博士は、脳の伝達物質であるセロトニンが腸にも存在し、しかも95%が腸で作られることをつきとめました。

腸は脳や脊髄からの指令が無くても反射を起こさせる内在性神経系(指令がなくても自ら判断して動く)をもつ唯一の臓器で、まるで自らの意思を持つ生物のように活動しているのです。

進化の過程を遡ると5億年ほど前、我々の祖先はまだ腔腸動物というナマコのような原始的な生き物でした。食物を口から取り込み腸管をとおり排泄するというとても単調な活動です。ところが進化とともにその腸の回りに神経組織が張り巡らされそこから肝臓や膵臓、腎臓といった複雑な臓器ができ、脳は最後に作られました。つまり、生物は腸から先に出来たのです。

この腸の中には腸内細菌が住んでいますが、腸内細菌叢と腸の健康には複雑な関係があります。

腸内には100~200兆個 約1.5kg の腸内細菌が住んでおり1000種類以上にもなります。日頃これらの腸内細菌はお互いに必要な物質を出し合いながら増殖したり抑制したり、菌の一定のバランスを維持しています。このバランスを腸内フローラといい、一面のお花畑のように様々な細菌がお互いに助け合いながら元気に活動しています。(腸内フローラは食生活の違いや年齢、ストレスによって影響をうけます。)

これらの腸内細菌は、食物の消化・吸収を助けたり、豊富なビタミンや3000種類以上の酵素を作ってくれています。我々人にとっては大変役に立っているのですが、腸の細胞にはもっと大事な栄養素があるのです。

それは腸内細菌がセルロース(不溶性食物繊維)を食べて排出する酪酸やプロピオン酸という物質です。これらの物質が腸管粘膜のエネルギー源となり腸の蠕動運動を促したり、また、腸管粘膜を修復しているのです。

つまり腸を丈夫にする方法はセルロースを多く摂り、酪酸やプロピオン酸を増やすことなのです。

また、腸には体の免疫細胞の80%があります。腸内フローラは腸管免疫細胞の受容体と対話して体の免疫を調整する働きをもっています。

テレビのCMでは「生きた菌が腸まで届く」というような言葉をよく聞きますが、乳酸菌が腸内に定着し増殖することはありません。また、乳酸菌は乳酸と酢酸しか作りません。実はヨーグルトではなくても菌(発酵食品)を食べることに意味があります。生きた菌であろうと死んだ菌であろうと関係なく腸内に菌が運ばれると、その菌の体に含まれる成分(菌体成分)によって免疫細胞が刺激され、その結果、免疫活性がおこり体全体のホメオスタシスが安定するのです。

もうお気付きでしょうが、あらためて日本の伝統食のスバラシサに気付かされますね。

下の表を参考にもう一度日々の食事を見直してみましょう。

それともう一点皆さんに意識していただきたいことがあります

加工食品に多い添加物の摂取を減らしてください。たとえば保存料ですが、菌を殺す殺菌成分でもありますよね。お腹の腸内フローラが元気になるのに邪魔をしてしまいますから・・・・。

腸内フローラを元気にする食事

1、 食物繊維(セルロース)の豊富な食品を食べる(パンより玄米。おかずにはマゴワヤサシイです)

2、 発酵食品を食べる

3、 腸内細菌の敵、保存料などの抗菌物質を食べない(特に日々使う調味料は良いものを選びましょう)

magowayasasii

 

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