桃仁堂の高井です。お正月に食べ過ぎて、体重が心配。胃腸の調子がいまひとつ。
そんな方はいませんか?冬は代謝も落ちるので体に色々ため込んでしまいがちです。
そんな時におススメなのが「お粥」です。道元禅師は「赴粥飯法」(ふしゅくはんぽう)で、
お粥には十の徳があると言っています。
一部を紹介すると、肌の色つやが良くなり、気力が増し、寿命が延び、
頭の働きが良くなるのだとか。
お粥というと「病人食で美味しくない」というイメージがありますが、
コトコト時間をかけて炊いたお粥は、お米の甘さが引き立ちとても美味しいものです。
シンプルなお粥も良いですが今回は利奈先生オススメのホタテ貝柱と大根を使ったお粥を紹介します。
大根は胃腸の消化力を高めてくれ、体内の毒素や余分な水分を排出してくれるデトックス食材でもあります。
ホタテ貝柱は薬膳では陰を潤し(細胞に潤いを与える)、血圧を下げると言われています。
タウリンも豊富ですので疲労回復にも良いですね。
これを機に色々なお粥にチャレンジしてみようと思っています。
ワンポイントアドバイス
◎お出汁の取り方
市販のパックのお出汁の素を使う時は、沸騰したら取り出してください。
いつまでも煮ているとえぐみが出てしまい生臭くなります。
◎調理器具は土鍋がオススメです。
土鍋は熱の保温性が良く、火のあたりがやわらかいので美味しいお粥が出来上がりますよ。
ですが、直火が心配という方は、炊飯器のお粥モードや電子レンジも利用できます。
無理のない方法で日常に取り入れてみてはいかがでしょうか?
お休みの日の朝粥などから始めてみるのも良いですね。
養生薬膳アドバイザー高井 真寿美