梅雨時は湿気が高いため体の中に余分な水分が溜まりがちですね。
これは「痰湿(たんしつ)」と言って不調の原因になります。
甘いもの、油っこいものが好きな人、水分を摂りすぎる方は要注意です。
そんな梅雨時にオススメなのはスパイスを使ったカレー。
でも市販のカレールーには添加物や小麦粉、脂質が多く含まれています。
そのせいでカレーを食べると胃もたれや胸やけがするという人は多いですね。
でも3種のスパイス、トマト缶、ニンニク、生姜があれば胸焼けしない、
本格的なスパイスカレーが作れます。今回は最近注目されている
高野豆腐を使ってキーマ風のカレーを作ります。高野豆腐に含まれる
※レジスタントプロティンはなかなか優れものです。
スパイスのターメリックは血流や気の巡りを良くし、
肝機能を助ける作用があります。
コリアンダー、クミンは芳香性のスパイスで、胃腸の調子を整えてくれます。
ニンニク、生姜は滋養強壮、健胃、発汗作用と薬効が多いですね。
カレーはまさに薬膳です。
※レジスタントプロティンってなに?
高野豆腐にはレジスタントプロティンというのが
多く含まれています。これは、タンパク質なのに、
食物繊維のような働きで、糖や脂肪の吸収を防ぎ、
血糖値の調整、食後の中性脂肪上昇を抑制する作用があるそうです。
なぜそんな働きがあるかは、
旭松食品のホームページに詳細が載っていますので、
興味がある方はそちらをご覧ください。
高野豆腐はカロリーが少なく、カルシウムやマグネシウム、
亜鉛、鉄などのミネラルも豊富です。
ご飯やパンなどと置き換えれば糖質オフダイエットにも活用できますね。
昔ながらの煮物もいいのですが、
細かく粉砕してひき肉がわりに使うのがオススメです。
今回のカレーも、以前作ったミートソースも、
家族はひき肉じゃないことに気づきませんでした(^^♪
料理工程の写真です。
材料
調理の流れ⑥
ゴムベラが通った後がしっかりつくまで炒めるのがポイントです。
養生薬膳アドバイザー 高井真寿美