冷え症:4つのタイプ
漢方通信 ~漢方で健康美人になろう~ 2012.11月号
こんにちは!桃仁堂の平部です(^^)今年も木枯らしの吹く季節がやってきました。
急に寒さを感じる今日この頃、皆様はお元気でお過ごしですか??今月は冷え症についてです。
いわゆる「冷え症」は特別な病気がないのに手足などが冷えるものではっきりした「病気」ではないため、西洋医学ではなかなか十分な対応ができないのです。漢方では冷え症を4タイプに分けます。
①全身的な冷え
新陳代謝が低下しているため、体が温まりきれない状態。体全体が冷え、顔が青白く、高齢者や大病を患った後に起こりやすい。
②「水毒」による冷え
体に余分な水分が滞っているため、その水が冷えを起こしている状態。胃腸の働きが低下し、胃下垂などが見られる人に起こりがち。このタイプの人には胃内停水がある。
③お血による冷え
胃腸が丈夫で便秘傾向のある女性に多くみられ、全身を巡る血が停滞した状態。お血のある人は、下腹部を触ると抵抗感と痛みがあり、手足に冷えがある一方、のぼせや動悸などを伴うこともある。
④「気逆」による冷え・のぼせ
体内を巡る気が逆流するために起こるもの。手足は冷えるのに首から上はのぼせるのが特徴。