体調を崩しやすい梅雨の時期におススメの漢方
漢方通信 ~漢方で健康美人になろう~ 2012.6月号
こんにちは(^^)桃仁堂の平部です!今年は寒暖の差が激しく、雨の良く降る5月でしたね。
さて、そろそろ梅雨の季節です。この季節は冬よりも体調管理が難しいと感じる方も多いのではないでしょうか?ジメジメとした湿気と効きすぎるエアコンによって、身体の中は冷えと暑さとの戦いです。身体に余計な水分が溜まり、関節痛などの症状がひどくなるのもこの湿気のせいなのです。
今月はそんな時期を快適にすごせる漢方薬をご紹介します。
1.湿気の季節にだるさや倦怠感を感じる方には
●舌に白い苔が目立つ、または歯型が波のように見えるとき…
→六君子湯(りくんしとう)がおススメ【脾虚による溜まった湿を取り除き、だるさと浮腫みを解消します!】
●暑さと湿気で食欲減退気味のとき…
→蕾香正気散(かっこうしょうきさん)がおススメ【胃を爽やかにし、食欲アップします!】
2.雨が降ると頭痛やめまい、あるいは頭がぼんやりする方には
●のどが渇いてお水を良く飲むわりに尿の量が少ないとき…
→五苓散(ごれいさん)がおススメ【頭スッキリで、むくみを解消します!】
●不安や動悸を感じるとき…
→苓桂朮甘湯(りょうけいじゅっかんとう)がおススメ【体内の水分を取り除き、心を安らかにしてくれます!】
3.ジメジメして冷えて関節や手足の痛みを感じる方には
●患部を温めると気持ち良いとき…
→桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)がおススメ【骨の芯で感じるような痛みを解消します!】
●汗がでて疲れやすいとき…
→防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)がおススメ【体の水分循環を改善し、疲れや痛みをやわらげます!】