「身近な薬草シリーズ」 きんきつ ー 金橘 ー 金柑
【由来と特性】
金柑は中国・長江中流域が原産とされるミカン科の常緑低木です。日本には江戸時代、遠州灘(静岡県沖)に漂着した中国の商船から贈られたのが始まりという風情ある説が残っています。 最大の特徴は、他の柑橘類とは逆に「皮が甘く、果肉が酸っぱい」こと。そのため、生薬としても皮ごと用いるのが基本です。西洋学名にも含まれる「フォルチュネラ」の名は、この植物をヨーロッパに紹介した植物学者の名に由来しており、古今東西でその有用性が認められてきました。
【金柑の実の効能】
東洋医学では、金柑を「金橘(きんきつ)」と呼び、主に喉と胃腸の薬として重宝します。
理気(りき): 2月の寒暖差で滞りがちな「気」の流れをスムーズにし、イライラや胸のつかえを解消します。
化痰止咳(かたんしがい): 喉の炎症を抑え、しつこい咳や痰を鎮めます。乾燥するこの時期の天然の喉薬です。
健脾(けんぴ): 胃腸の働きを助け、食欲不振や消化不良を改善。香りの成分が自律神経を整え、お腹の張りを和らげます。
血管の健康: 皮に豊富に含まれる「ヘスペリジン(ビタミンP)」は毛細血管を強化し、血流を整える働きがあります。
【簡単レシピ:金柑の「薬膳はちみつ漬け」】
火を使わず、保存もきく手軽な養生食です。
下準備: 金柑(1袋・約200g)をよく洗い、水気を拭き取ります。ヘタを取り、5mm幅の輪切りにします(種はそのままでもOK)。
漬け込む: 清潔な瓶に金柑を入れ、ひたひたになるまでハチミツを注ぎます。
完成: 冷蔵庫で一晩おけば出来上がり。
<楽しみ方>
そのまま2〜3切れをおやつ代わりに。
カップに数切れとシロップを入れ、お湯で割って「金柑茶」に。
喉の痛みがある時は、シロップをそのままスプーン1杯なめてください。
冬の終わり、体の中に「小さな太陽」のような金柑の力を取り入れて、軽やかに春を迎えましょう。お体の悩みや、金柑と相性の良い漢方薬についても、お気軽に桃仁堂の薬剤師へご相談ください
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