生薬講座㊳なるこゆり(黄精)
草姿はアマドコロによく似ています。食べられる野草の一つとしてよく知られ、若芽、花、地下茎を食用とする。若芽の採取時期は春の4 – 6月ごろが適期とされる。舌触りがよく、やや味の濃いアスパラガスのようです。茹でておひたし、和え物、炒め物、天ぷら、煮物などさまざまな料理に利用できます。花は初夏に摘んで、さっと茹でて酢の物にする。多肉の根は薬用に使え、民間薬の黄精として用います。疲労倦怠、食欲不振、咳、のどの渇きの改善に効果があります。お茶のように飲んでもよいですが、焼酎やホワイトリカーで薬用酒としてもおすすめです。




