その不安感や焦り、もしかしてホルモンバランスの乱れかも?
漢方通信 ~漢方で健康美人になろう~ 2012.3月号
こんにちは!桃仁堂の平部です。今年は寒暖の差があり、春のような暖かい日と冬の寒い日を繰り返しているようですが、皆様はお元気にお過ごしでしょうか?
さて、3月は卒業式があり、入学や就職の準備、また年度の変わり目で気持ちがウキウキしますよね。
実はこの「ウキウキ」にはちゃんと理由があるのです。
春は太陽の昇る時間が早まるのにつれて、皆さんの甲状腺ホルモンの分泌量が増えてきます。
甲状腺ホルモンは細胞の代謝を上げたり、やる気を起こさせる働きをもっているので、気分がウキウキしてきます。ただし、これがいき過ぎると「焦る」(焦燥感)になったり、ちょっと不安(予期不安)になることもあります。そんなときに役立つ漢方薬をご紹介いたしますね。
~漢方で乗り切る~目指せ!「ストレスに負けない体」
【感応丸気】(かんのうがんき)
目の前にある不安感を緩和します。気を巡らす作用で、気が大きくなりますので度胸がつきます。
【帰脾湯】(きひとう)
やることが山積みで追いつけない(追いかけられるような)不安感を緩和します。自分に自信がなくなり、泣きたくなるような気分の時に使うと効果的です。
【逍遥散】(しょうようさん)
漠然とした不安感を緩和します。何に腹が立っているのかわからないようなイライラを抱えている方におススメです。