夏の吹き出物・ニキビ、漢方で根本ケア!
暑い夏は、汗や皮脂の分泌が増え、肌トラブルに悩まされやすい季節です。特に、繰り返しできる吹き出物やニキビは、気分も憂鬱にしてしまいますよね。市販薬を試してもなかなか改善しない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、夏の吹き出物やニキビは、単なる表面的な問題だけでなく、体の内側のバランスの乱れが原因となっていることが少なくありません。漢方では、肌の状態は体全体の健康状態を映し出す鏡と考えます。
夏にニキビが悪化しやすい主な原因としては、以下の点が挙げられます。
- 熱(湿熱)の蓄積: 暑さや湿気によって体内に余分な熱や湿気がこもり、それが肌の炎症や皮脂の過剰分泌に繋がります。
- 血の汚れ(瘀血): 血行不良やストレスなどにより、血の巡りが滞り、老廃物が肌に現れることがあります。
- 胃腸の不調: 脂っこいものや甘いものの摂りすぎ、消化不良などが原因で、胃腸に負担がかかり、それが肌荒れとして現れることがあります。
漢方薬は、これらの内側の原因にアプローチし、体質を改善することで、吹き出物やニキビの根本的な解決を目指します。
具体的な症状と、おすすめの漢方薬をご紹介します。
- 赤く炎症性のニキビ、化膿しやすいニキビ: 体内の余分な熱を冷まし、炎症を鎮める**「清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)」や「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」**などがよく用いられます。特に顔や上半身のニキビに効果的です。
- 繰り返しできるしこりのあるニキビ、生理前に悪化するニキビ: 血の巡りを改善し、老廃物の排出を促す**「桂枝茯苓丸加ヨク苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)」**が適しています。肌のターンオーバーを整える効果も期待できます。
- 便秘がちで、口の周りやフェイスラインにできるニキビ: 胃腸の熱を取り除き、便通を改善する**「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」**や、体を内側からきれいにすることを目的とした漢方薬が考えられます。
- そのほか、どくだみのお茶や桃核承気湯など便通を改善して体内の熱を排除したりすることもあります。
これらの漢方薬は、ニキビの種類や体質、普段の生活習慣などを総合的に判断して選ぶことが非常に重要です。。
桃仁堂薬局では、丁寧なカウンセリングを通じて、お一人おひとりの肌トラブルの原因を見極め、最適な漢方薬と生活習慣のアドバイスをさせていただきます。今年の夏こそ、肌荒れの悩みから解放されて、自信あふれる素肌を手に入れましょう!ぜひお気軽にご相談ください。




