猛暑対策!夏の不調を乗り切る薬膳と簡単ツボ押し
いよいよ梅雨も明け、本格的な夏が到来しますね!この時期は、うだるような暑さや湿気で体がだるく感じたり、食欲がわかなかったり、むくみが気になる方も多いのではないでしょうか?これらはすべて、夏の不調、いわゆる「夏バテ」のサインかもしれません。
漢方では、夏の不調は主に「湿邪(しつじゃ)」と「熱邪(ねつじゃ)」が体に悪影響を及ぼすと考えます。湿邪は体内の水分代謝を滞らせてだるさやむくみを引き起こし、熱邪は体の熱をこもらせて疲労感や食欲不振を招きます。
夏バテ予防におすすめの食材と生薬
まずは、日々の食事で体を労りましょう。夏バテ予防には、体の余分な熱を取り除き、水分代謝を助ける食材がおすすめです。
- キュウリ、ナス、トマトなどの夏野菜:体を冷まし、利尿作用があります。
- 冬瓜、ハトムギ:体内の余分な水分を排出するのを助けます。
- 梅干し、酢:食欲増進や疲労回復に役立ちます。
また、漢方で夏バテ対策によく用いられる生薬としては、「麦門冬(ばくもんどう)」や「五味子(ごみし)」などがあります。これらは体の潤いを補い、夏の乾燥や消耗を防ぐ働きが期待できます。
簡単ツボ押しで夏の不調をケア
自宅で簡単にできるツボ押しも効果的です。今回は、だるさやむくみの改善に役立つ「委中(いちゅう)」をご紹介します。
【ツボの場所】 膝の裏側、ちょうど中央にある横じわの真ん中です。
【押し方】 親指で心地よいと感じる程度の強さで、ゆっくりと5秒ほど押して離すのを数回繰り返しましょう。左右の膝裏を交互に行うのがおすすめです。
委中を刺激することで、足のだるさやむくみの緩和が期待できます。
夏の不調は、早めのケアが肝心です。食事やツボ押しでセルフケアをしながら、もし症状が長引いたり、つらいと感じたら、ぜひ一度桃仁堂薬局にご相談ください。お一人お一人の体質に合わせた漢方で、快適な夏を過ごすお手伝いをさせていただきます。




