夏の疲れ?それとも…流行期を乗り切る免疫力アップ薬膳&漢方
夏の疲れを感じているのに加え、周囲で感染症が流行していると、体調不良の原因がどちらなのか不安になりますよね。夏の疲労と感染症対策、どちらにも共通して重要なのは「免疫力」を高めることです。今回は、免疫力アップに役立つ薬膳と漢方薬についてご紹介します。
免疫力低下のサインと原因
夏の疲れは、体力消耗、睡眠不足、食欲不振などから免疫力を低下させることがあります。また、冷房による冷えや、気温の変化も免疫システムの負担になります。免疫力が低下すると、外部からのウイルスや細菌に対する防御機能が弱まり、感染症にかかりやすくなるだけでなく、既存の不調も長引きやすくなります。
免疫力アップのための薬膳
日々の食事で免疫力を高めるために、以下の食材を積極的に取り入れましょう。
- 体を温める食材: 生姜、ネギ、ニンニク、ニラなどは血行を促進し、体を温めることで免疫細胞の働きを助けます。スープや炒め物、薬味などに活用しましょう。
- 消化を助ける食材: 山芋、きのこ類、かぼちゃなどは胃腸の働きを整え、栄養の吸収を高めることで免疫力維持に貢献します。
- 抗酸化作用のある食材: 緑黄色野菜、果物に含まれるビタミンやポリフェノールは、免疫細胞を酸化ストレスから守ります。旬の野菜や果物を積極的に摂りましょう。
- 腸内環境を整える食材: 発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌など)や食物繊維は、腸内の善玉菌を増やし、免疫細胞を活性化させます。
感染症予防に役立つ漢方薬
漢方薬は、個々の体質や症状に合わせて用いられますが、免疫力向上や感染症予防に用いられる代表的なものをご紹介します。
- 玉弊風散(ぎょくへいふうさん): 体表のバリア機能を高め、外邪(ウイルスや細菌など)の侵入を防ぐ働きがあります。虚弱体質で風邪を引きやすい方、感染症が流行している時期の予防におすすめです。
- 板藍根(ばんらんこん): 古くから感染症予防に用いられてきた生薬で、抗ウイルス作用や免疫賦活作用が期待できます。のどの痛みや風邪の初期症状にも用いられます。
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう): 体力や気力を補い、免疫力を高める代表的な漢方薬です。夏バテや疲労倦怠感があり、免疫力が低下していると感じる方におすすめです。
- 葛根湯(かっこんとう): 風邪の初期、特に首や肩のこわばり、ゾクゾクとした寒気がある場合に用いられ、発汗を促して体を温め、免疫力をサポートします。
生活習慣も大切
薬膳や漢方薬に加えて、十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動、ストレスを溜めない生活を心がけることが、免疫力維持・向上には不可欠です。
夏の疲れなのか、それとも感染症の初期症状なのか判断が難しい場合や、症状が続く場合は、自己判断せずに医療機関を受診してください。また、漢方薬の使用に関しても、専門家である漢方薬局にご相談いただくことをお勧めします。桃仁堂薬局では、あなたの体質や状態に合わせた薬膳アドバイスや漢方薬の提案を行っておりますので、お気軽にご相談ください。





