生薬講座 ㉘クマザサ
イネ科ササ属の植物です。栽培されたり、山間部に野生で生息しているササの一種で、草丈は40cm~1mほどです。京都府が原産地だといわれていますが、南は鹿児島県の屋久島から北は北海道の原野まで日本全国に広く自生しています。
クマザサは民間治療薬として、胃腸病、高血圧、ぜんそく、風邪の時にクマザサの煎じ薬を飲んでいたといわれています。日常的には、やけどや切り傷、湿疹にあせも、虫さされ、口臭や体臭を消すことにまで、暮らしに深く浸透していました。
生活の中でも広く活用されクマザサの葉には防腐作用や殺菌効果が高いとされ、山仕事や旅の途中で食べるおにぎりや餅を包むのに重宝されてきました。笹団子、笹あめ、笹寿司、笹酒、チマキなど、クマザサを使った食べ物が昔からたくさんあります。
※クマザサと呼ばれるようになったのは冬を越し葉が枯れるころに、周囲が白くふちどられることから、歌舞伎役者の「隈取り」になぞらえて「隈笹」と言われたのがはじまりであると言われています。
【クマザサに含まれる成分】
〇葉緑素…
脱臭、抗菌効果、血液中に含まれる色素であるヘモグロビンをサポートして貧血の予防や改善に効果があります。また体内だけでなく肌表面でも抗菌作用を発揮し、ニキビなどの肌の不調を招くアクネ菌を抑えたり、口臭予防にも作用します。
〇多糖類…
「バンフォリン」は防腐効果があると言われています。
〇ビタミン、ミネラル…
ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB₁、ビタミンB₂などが豊富に含まれており、体のバランスを正常に保つ役割を果たします。またミネラルはカルシウム、カリウムが多く含まれております。
〇安息香酸…
殺菌、解毒作用があります。
〇リグニン…
植物繊維、腸内環境を整え便秘に効果があると言われています。
※冬眠中の熊の巣穴には糞が落ちていないので、臭くないそうです。熊は冬眠中は排便しないそうです。高カロリーの餌を食べ冬眠に入るのですが、その時に大量のクマザサを食べるのだそうです。また冬眠から目覚めると真っ先にクマザサを食べると言われています。動物は本能的にクマザサの優れた解毒、殺菌効果を知っているのですね。
【クマザサの使い方】
乾燥した葉をお茶として飲んだり、入浴剤として使えます。
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