食事・睡眠・労働・運動などの生活習慣を律することにより、病気を予防し健康を促進することを養生といいます。
人は天地父母のめぐみをうけて生まれました。
ですから、この身体は自分のものではありません。
天寿を全うできるよう、生活習慣を律し健康を損なわないように気をつけるのが、天地父母に対する一番の孝行なのです。
貝原益軒は「養生訓」で、養生術を早くから継続してつとめる事の大切さを述べています。
養生の道は肉欲をこらえることを基本とします。
この基本ができていれば元気が強くなり免疫力も高まり病気になりにくい身体が得られます。
具体的にはまず「食欲」に気をつけましょう。適度な食事量で、食べ過ぎは厳禁です。
それから、色欲を慎んで精気をおしみ、明るい昼間から睡眠をとってはいけません。また、長時間寝すぎることも良くありません。早寝早起きを心がけ、じっと座ってばかりおらず、時々身体を動かして気を巡らすようにしましょう。